迷惑客引き「NO」 5類移行後、初の年末年始 官民で警戒強化 千葉市「ナンパ通り」

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ヤフー引用

年末年始の忘年会、新年会シーズンを前に、
千葉中央署が千葉市中央区富士見地区の執拗(しつよう)な客引き行為に警戒を強めている。
キャバクラや居酒屋などが並ぶ同地区は、県内有数の繁華街として知られる。
新型コロナウイルスが5類に移行して迎える初の年末年始で、同署生活安全課の柴崎智央課長は
「人の往来が増え、トラブルも増えやすくなるので、警戒を強化して警察官の姿を見せることで、
地域住民に安心感を与えたい」と話している。

 11月24日夜、同地区を通る「ナンパ通り」と呼ばれる道路に、同署員や市職員、富士見町地区環境整備連絡協議会のメンバーら約40人が集まった。しつこい客引きや違法駐車を減らす啓発活動の一環で、金曜日の人通りが多くなる午後7時半からメガホンを使い「客引きは違法行為です」と通行人らに呼びかけた。

 同地区は2021年9月に施行された市客引き防止条例に基づき「客引き行為等禁止区域」に指定。22年4月からは同地区での客引きや客待ち、スカウト行為などに過料が科されるようになった。22年4月から今年10月までで勧告が33件、命令が4件、過料が1件だった。

 同署管内では今年、客引き行為で24人(11月24日時点)が摘発された。客引き行為に対する通報も1カ月当たり平均30~50件寄せられるという。年末から年始にかけて人出が多くなり客引き行為が多くなるとみられ、柴崎課長は「客引きについていくことは違法なことに加担するということを少しでも多くの人に知ってもらえれば」と指摘した。

 10年以上パトロールに参加している富士見商店街協同組合の時田智副理事長(59)は「やってもやってもきりがない」とため息を漏らし「怖いというイメージをもたれて避けられてしまうと商店街としては困る。これからも活動を通じて多くの人に協力してもらいたい」と訴えた。

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